谷 川 岳 (霧 氷)


山     名 : 谷川岳(1977m)

所  在  地 : 群馬県 

山 行 月 日 : 平成13年11月18日(日)〜19日(月)

参  加  者 : 東川・T・I





 行 動 記 録:      記 録: I・感 想: 東川
    (天神平まで往復ロープウェイを利用する)

  18日(日)
   大宮駅(6:10)→(8:48)水上駅(9:08)⇒
   山麓駅(9:45)⇒天神平(10:05)→(11:05)
   熊穴沢ノ頭(11:30)→肩の小屋(13:35)肩の小屋泊


  19日(月)
   肩の小屋(8:30)→(8:35)トマノ耳(8:50)→(8:50)肩の小屋(9:10)→(9:55)天狗岩(10:30)→
   (11:00)熊穴沢ノ頭(11:20)→(12:10)天神平(12:45)⇒13:05)水上駅(13:40)→
   諏訪峡の紅葉観賞ハイキング)→(15:20)上牧駅(16:00)⇒大宮駅(18:30)

 感  想:
   雪山の訓練を兼ねて、運がよければ19日未明に出現が予測されている、獅子座流星群が
   見られるのではないかと、Tさん・Iさんを誘い出かけた。
   水上駅に向かう車窓からの谷川連峰は、銀色に輝いていて天候は期待できそうであった。
   水上駅から、バスでロープウエー山麓駅に向かう。登山客は我々のみであり、途中から
   中高年男性がスキーを持って乗車してきた。
   山麓駅はスキー客で混雑していた。ほとんどがスノーボードを持った若者で、観光客もチラホラ
   混じっている。天神平は全面滑走可能で大勢がスノーボードを楽しんでいた。
   熊穴沢ノ頭からはアイゼンを付けての歩行となった。
   山頂は雲に覆われてしまい顔を出してくれない。
   高度を上げるに従い気温が急激に下がり、風も強くなってきて木々に霧氷がつき始めた。
   朝早く登ったであろう登山者数人に出会う中に、谷川岳3000回目標に登り続けている方が
   いた。背中には2118回の数字が貼り付けたあった。
   肩の小屋に着く頃には風が相当強くなり、視界もほとんど利かなくなったため、山頂登頂を
   諦め、小屋に潜り込む。Tさんがツエルトより軽いからと持ってきた4人用テントを小屋の中に張り
   Iさん持参のおでんをガスにかけ暖め、これを摘みながら楽しい酒宴となる。外は地獄・テントの
   中は極楽である。
   19日午前2時に起きて流星はどうかと外に出たが、強風風雪濃霧で星どころではない、又シラフに
   飛び込んで寝てしまった。
   朝ゆっくり起きて、風が幾らか収まった所を見計らい三人でトマノ耳を往復する。ホワイトアウト
   状態である。
   9時10分下山開始。雪の状況が悪いため西黒厳剛新道下りを諦め天神平へ下る。頂上を離れるに
   従い風が収まり霧も薄くなり、昨夜作られたてあろう霧氷の樹海が現れる。
   自然の造形の見事さに感激する。
   日も幾らか射して霧氷を輝かしてくれる。Tさんは、ポイントを変えては連写している。
   Iさんは、良かった、良かったを連発する。
   神さまが流星の代わりに霧氷を見せてくれたのかも知れない。
   下山時間が早かったので、水上駅から諏訪峡の紅葉見物をしながら上牧駅迄ハイキングして帰途に
   着いた。

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