11月8日(木)
感 想:
翌朝、テント・シラフ等を纏めて人目のつかない所にデボ。
シラフ・テント等を回収後、バス停を目指して田園風景の中を歩いていると、前から来た車が突然
家に帰ってから、手元の1988年版アルパインガイドを見ると、地元五十沢の有志達の永年の努力
行 動 記 録: 報告者 :I
11月7日(水)
六日町駅(21:51)Taxi⇒五十沢登山口(22:25) (テント泊)
五十沢登山口(5:15)→六合目(7:15)→(9:10)金城山[岩峰](9:45)→(9:55)避難小屋(10:00)→
七合目(10:55)→(13:25)五十沢登山口(14:20)→五十沢中学校前バス停(15:10)⇒(バス)六日町駅
金城山は前々から面白そうな山だと狙っていた山だが、標高が低い事もありこの山だけのために
六日町まで行くのは持ったないと、つい行きそびれていたのだが、今回思い切って行って見て
本当に良かった。
新雪・紅葉・岩稜・展望と、どれも期待以上の登り甲斐のある山だった。
前夜のうちに六日町からTaxiで登山口少し手前の駐車場まで入り、テント泊<、今日の六日町は
夕方まで雨が残り、金城山には雪が降ったそうだが今は、今は満天の星空、冷え込んでいる。
ヘットランプで5時15分滝入コースを登り始める。水量の多い沢沿いの細道を幾つかの滝を眺め
ながら進み、沢を離れてからは急登、背後の八海山の雪の岩峰が大きくなる。
六合目当たりから緩やかな尾根歩き、雪の巻機山や越後三山が大迫力;;
何箇所かのクサリ場の急登を経て、嬉楽しの展望コースは新雪を踏んでの登りとなって、切り
立った岸壁上のいわゆる頂上岩峰着。
(本当の頂上は避難小屋のすぐ先の展望のないピークとの事)
広い広い岩畳の上で存分に展望とランチを楽しむ。
下山は、水無尾根を下る。新しい立派な避難小屋を過ぎ、また積雪5〜6cmとなる。
九合目からはいよいよ一直線の急降下、潅木繁る尾根を枝に捕まりながら慎重に下って行くと、
雪はすぐに無くなり、七合目の先で今度は手強いクサリ場が現れる。何本もの垂れ下がったクサリ
を次々と手繰って急斜面の濡れた岩場をトラバース。私はかなり緊張する。
それでもこのスリルが又うれしい。良い山だねー。良いコースだねー;と皆上機嫌で、
越後三山を正面に麓の紅葉を眺めながら、岩稜や痩せ尾根をぐんぐん下って、いい加減膝が
笑い出した頃登山口に戻りつく。
止まり、中からおじさんが出てきて、「金城山に登ってきたのかねー」「道の具合は良かったかねー」
「どのコースを登ったの」と話し掛けてくる。金城山開発観光協会の元役員とのこと、金城山の
評判が気になって、登山者を見かけると声を掛けるのだと言う。
その後もバス停に着くまでの間に何人かに「金城山に登ったの」「いい山だったでしょう」と
声を掛けられる。地元の人に随分愛されている山のようだ。
で私達が歩いた両コースがようやく整備され、名山が蘇ったと書いてある。
今も年に2〜3回は会員が整備のため山に入ると先ほどの元役員も話しておられたっけ----。
こういう地元の方々のお陰で私達は楽しい登山が出来るのだと、しみじみと感謝の念を
深くしたのであった 以 上。
谷川岳(霧氷)。
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