10月7日(日)
感 想:
6日:晴天の広河原駐車場はまだ7時だと言うのにすでに満杯、橋を渡った奥の駐車場にようやく1台の
7日:夜中に眼がさめた時かなりガスっていたので、天気はあまり期待出来ないと又寝入ってしまった。
行 動 記 録: 報告者 :I
10月6日(土)
庄和町(3:15)⇒(6:45)広河原P(7:05)→(12:30)白鳳峠
(12:50)→(13:40)高嶺(13:50)→(14:30)白鳳峠(14:50)
→(16:05)広河原峠(16:20)→早川尾根小屋(16:45)(泊)
早川尾根小屋(5:50)→(7:20)ミヨシノ頭(7:35)→(8:25)
アサヨ峰(9:35)→(10:05)ミヨシノ頭(10:15)→(11:35)
早川尾根小屋(13:05)→(13:35)広河原峠(13:45)→(16:25)
広河原P(17:15)⇒庄和町(23:50)
混み合う連休を少しずらして、静かな山行をと思っていたけれど、
どうやら連休中の方が天気が良さそうなので、結局、連休真っ只中の
山行となる。
早川尾根なら何時も人が少ないし、展望は抜群だしその上水場は小屋のすぐ傍だしと、近頃、緊縮
財政のわが家は、早川尾根小屋テント場でのとテント2泊で計画する。
スペースを確保する。軽く朝食後出発、重荷を担いでここから北沢峠への車道を20分ほど進み、登山
口から鳳凰峠へはいっきの急登、大汗をかきかき15分歩いては、5分休みと休んでばかり。
いくら重くても酒だけは減らさない夫との山行は、大抵の場合超スローペース。それでも誰も居ないので
人目を気にせず、焦らずのんびり歩ける。
ようやく樹林帯を抜け出し、北岳がドーンと見渡せるガレ場にでたところで大休止。
10人ほどの軽装備の中高年団体に追い抜かれる。この人達は鳳凰小屋泊まりとのこと。その後1時間
超の頑張りで白鳳峠着。ガスが沸いてきて視界がだんだん悪くなる。今日はまずここに荷物を置いて
空身で往復100分の高嶺まで行く予定なのだが、お疲れ状態の夫は、「ここで待っているから一人で
行っておいで」と近頃お決まりのパターン。せっかく高嶺からの素晴らしい展望を夫に見せようと
わざわざこの峠に登ってきたのに---仕方なく1人で高嶺に向かう。
実は私も、内心この後又重いザックでテント場までもう一山越えて行く体力が残せるかどうか少々不安
なのだが、とりあえず手前のピークまで行ってみて、天気が回復しないようなら引き返そうと決めて
進んで行くうちに急に雲が切れて背後にピカピカの甲斐駒が青空をバックに浮かび上がる。
八ヶ岳もくっきりと。ヤホー;こうなれば元気百倍、さっきガレ場で抜かれた団体に追いつき、追い
越し、岩稜をよじ登り高嶺に着く。記憶と通りの素晴らしい白ザレの地蔵岳とオベリスクが紅葉に
映えて目の前に、しっかりカメラに収めてから下山開始。
駆け足となって、それでもせっせと写真を撮りながら2時半に白鳳峠に戻り着く。
そして十分休んで、元気回復した夫と共に又重荷となって最後のひと登り。この白鳳峠から広河原峠
までが予想外に遠かった。
コースタイム40分のところを75分もかかってやっと峠着。すでに4時過ぎグズグズしているとテント場
に着くまでに暗くなってしまうと、気は焦るが一休みしない事には足がもう動かない、それでも「サー
あと40分だ」と気を取り直して歩き出すと「うそー;こんなに近かかったけー」と25分でテント場着
コースタイムがおかしいんだと、ブツクサ言いながらも明るいうちに到着できて良かった。
急ぎテントを設営したて一息つきく。
テントは全部で10張程、小屋客は30人程度とのこと、ここも結構人が入るようになった。
ランタンを灯してゆっくり宴会、8時過ぎ就寝。
「今日も晴れそうだ」の外の声に慌てて起きだす。
今日は、テントはそのままにしてサブザックで栗沢山まで往復(コースタイム7時間半)してくる予定
荷が軽いと足取りも快調、始めのピークでまず朝日に輝く北岳を楽しみ、ミヨシの頭からは、紅葉と
青空と白い岩峰のコントラストが素晴らしい甲斐駒。そして早川尾根の最高峰アサヨ峰からの展望は
申し分なし。
シェルエットの富士山・鳳凰三山、大きな北岳・千丈・甲斐駒、雲海に上にはズラリと北ア・中央アの
嶺峰が浮かぶ。
栗沢山はと眺めるとそれはかなり遠くて低い。あそこまで行ってまた登り返してくるのは結構大変だね
などと話しているうちに、北岳や鳳凰三山にそろそろガスが上がってくる
この雲の様子ではどうやら天気は下り坂のよう、見飽きるほど眺めを楽しんだのでここで引き返すこと
にする。
そして、まだ時間が早いし今日のうちに下まで下りてしまえと言うことになる。
下山と決まれば担ぎ上げた今夜のための食糧も全部昼に片付けようと、11時半テントに戻って豪華な
昼食。お酒まで片付ける訳にはいかづ、捨てるのも勿体無いと持ち帰る事に。
お腹が一杯になって身体は重く、なぜかザックはあまり軽くならず広河原峠からの急激な下りをノロノロ
と下ったがコースタイム内で広河原駐車場に辿り着く。
帰途は途中のパーキングエリアで仮眠し、渋滞をやり過ごして無事家に到着。23時50分だった。
那須朝日岳へ。
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