10月20日(土)
感 想:
20日:翌朝は行列登山になるまえに出かけようと、急いでテントを車の中に放り込む。テント組みは他に
相変わらずケチケチ山行を続ける我が家は高速を使わず那須へ、うまい具合に近道新利根川橋が無料に
行 動 記 録: 報告者 :I
10月19日(金)
庄和町(17:35)⇒(6:45)峠の茶屋P (テント泊)
峠の茶屋P(5:15)→(5:50)峰の茶屋(6:05)→(6:40)朝日岳(6:55)→(8:00)三本槍岳(8:50)→
(10:00)隠居倉(10:10)→(10:40)三斗小屋温泉(10:50)→(11:15)沼原分岐(11:30)→(12:15)
姥ガ平(12:35)→牛ガ首(12:55)→(13:10)峰の茶屋(13:20→(13:40)峠の茶屋(13:55)→
庄和町(18:00)
19日:峰桜咲く5月に歩いた同じコースを、今度は名残の秋を探しながらのんびり楽しんでこようと、毎度の
事ながら突然思いたち即実行。金曜日の夜9時過ぎ、峠の茶屋の駐車場に着いてビックリ;車がすでに
30台は停まっているではないか、ここの駐車場では過去20回以上もテント泊して来たが、こんなに車が
あるのは初めて、5月の時だって3台しかなかったのに---。
車内で寝ている人も結構いる様子、冷たい風が吹く中、我らは急いで車の後ろにテントを張り軽い宴会
そうこうしている間にも続々車が入ってくる様子だが、皆 静かに行動しているらしく寝付く事が出来た。
一張のみ。見渡せばまだ誰も歩き出す様子はない、まだ薄暗い5時15分発、峰の茶屋に近づくにつれ名物の
強風襲来。フリースジャケットにゴアを重ね、毛糸の耳あて、厚手の手袋---とほとんど冬山装備で朝日岳
へ進む。寒いはず;山頂近くの枯れ草木は霧氷で真っ白、道も凍ってザクザク音がする。
ここ那須の山は晩秋を通り越して既に冬へと一歩踏み出したらしい。次の三本槍岳に進むコースも、木々の
霧氷がキラキラ輝き、登山道脇は7〜8Cmにも成長した霜柱が一面に続く。
先客3名のみの三本槍岳山頂は、北斜面一帯の草紅葉に真っ白な霜が降り、ハイマツには霧氷がビッシリ;
そこえ朝の光が差し込む。素晴らしい眺めだ。
手軽な那須で、この時期に思いがけず冬山気分を味わう事が出来大満足。せっせと写真を撮っている内に
何時の間にか人が増えてきたので下山とする。隠居倉分岐へと引き返す間、続々やってくる大勢の人と
狭い道ですれ違うことになり、混んだ山が大嫌いな夫はだんだん不機嫌となって、このまま帰ろうと言い出す
でもこんな時間に峰の茶屋から下山となれば、登ってくる人にワンサと出会うに決まっている。
というと、しぶしぶ予定通り隠居倉へ回る事を了承する。
幸い10人程の団体と分岐ですれ違った後は、人影もまばらとなり夫も機嫌を直す。
こちらの尾根は、朝の凍える寒さが嘘のようなぽかぽか陽気、青空のもと山すその名残の紅葉を楽しみながら
進む、5月に満開だった峰桜はすっかり葉を落としているが、もしかしたらまだ姥ガ平にまだ紅葉が残って
いるかも---と、隠居倉に着いたところでコース変更を検討、予定より1時間程余計掛かるがまだ時間も
早い事だし、と姥ガ平〜牛ガ首と廻って峰の茶屋に戻るコースに変える。
三斗小屋温泉を過ぎ、沼原分岐を右に入るとほとんど人はいなくなり、樹林の中を行く道は紅葉した木々が
結構残っていて気分良く歩ける。
けれど無念;辿り着いた姥ガ平は紅葉は完全に終わり、人の姿ばかりが目に入る。
そして、無限地獄から盛んに噴煙を上げている豪快な茶臼の岩峰を見上げながら、ゴロ石の急登しばしで
着いた牛ガ首は完全な観光地。平らな道を人ごみを縫うようにして峰の茶屋に戻り、後は駆け足状態で
峠の茶屋の駐車場に帰り着く。駐車場は満杯、人だらけトイレは長蛇の列一刻も早くここを抜け出そうと
車を出すが、駐車場に入り切れない車が途中の道路脇にあちこち違法駐車しているため、車のすれ違いも
ままならず、道路に出た途端からノロノロ状態、せっかくの紅葉も目に入らず夫のイライラは増すばかり
もう二度と那須へは来ないぞーとブッサク。けれど、無事家に帰り翌日出来上がった写真を見ながら
「今度は大峠からこの流石山の方へ行って見よう」と持ちかけると「ここは花が多いらしいから。来年
梅雨の晴れ間を狙っていこうか」---と結構その気になっている。(良かった良かった)
なったので遠回りせずにここを利用(往復400円のお得;)少々時間短縮。そしてボルケーノハイウエ
は少し手前の「九尾のキツネ」の駐車場で時間を調整して、午後少し過ぎからゲートへ、料金所は無人
となり360円がただになる。
そんな訳で今回はガソリン代だけで、タップリ晩秋の山と冬山気分を楽しむ事が出来て、本当に良かった
良かった。;(ちょっと人が多すぎるのが難;)
尼ガ禿山へ。
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