稲 子 岳 ・ ニ ュ ウ

(定 例 下 見 山 行)

稲子岳・ニュウ アルバム


(写真にマウスを持って行きますと写真の説明が出ます)

-28日早朝の稲子岳-


山     名 : 稲子岳 ・ ニュウ

所  在  地 : 長野県 八ヶ岳

山 行 月 日 : 平成16年12月27日〜28日

参  加  者 : L/東川・竹ノ内・篠田

山行記録・報告 : 東 川

-しらびそ小屋の主人と-


山 行 記 録
    稲子岳・ニュウ行動記録

山 行 報 告
   2月の定例山行で八ヶ岳登山のプランナーに
   指名され、どの山にしようかと思案のなか会員
   から稲子岳希望が出された。
   八ヶ岳には何回も来ているが私もこの山には
   登った事がなく、登山道がないとのことも聞き
   早速地図を見たがまさしくルートがない。
   インターネットで検索すると、南壁登攀記録は

   数件あるものの、昨年5月にニュウから稲子岳を歩いた記録が一件のみであった。
   比較的簡単に歩いているが、雪のルートははたしてどうか心配になる。
   これは雪の深くなる前に下見しておく必要ありと判断し、同行者を募った。
   幸いに竹ノ内さん・篠田さんが同行してくれる事になり、竹ノ内さんが車を出してくれた。

12月27日(月)
   山行日は12月27日〜28日と決め、27日は登山道の下見調査もあるので大宮を早目
   (午前6時)に出発する。
   高速道路はガラガラで快調に飛ばし、稲子湯には10時に着いてしまった。稲子湯は閑散と
   している。少し早いがここで昼食を摂る事にし玄関から入り声を掛けるが誰も出てこない。
   奥へ大声を出しやっと山菜そばにありついた。
   積雪は思ったより少ない登山道を「しらびそ小屋」に向う。小屋到着13時20分。
   若いお嬢さんが出迎えてくれた。このお嬢さんは高松の方で、5年前から勤め先の休暇を
   利用してはお手伝いに来ているという。1月4日までお手伝いする予定との事。
   一休みしながら小屋の主人に登山道の状況を聞き、稲子岳登山道分岐まで下見する事にし
   竹ノ内さんと小屋を出る。
   右手に白く光る稲子岳を見ながら、今か今かと50分雪の中を登ってやっと分岐点に到達。
   登山口にはロープが張られ進入しないようにしてありロープから先のトレースはなかった
   小屋には30分で戻り夕食。夕食は4人滋賀県の単独行の男性が加わった。彼は明日天狗岳
   登山の予定でこの小屋に2泊との事。夕食には珍しい美味しい天婦羅を出してもらい名前を聞
   いたが忘れてしまった。(果実か野菜か最近流行のものと言う)
   暖かいアンカ炬燵に四方から足を突っ込み、布団をたんまり掛けて熟睡する。
   夜空にはこぼれそうな星がキラキラと輝いていたという。

12月28日(火)
   朝の「芋ずる」はとても美味しかった。ダイコンおろしと酒を少々入れるという。
   下山後早速家で試してみたら、舌ざわりよく甘くて旨かった。
   今朝は少々ゆっくりで8時出発。分岐から稲子岳まではトレースなく、目印は所々については
   いるが脱色してしまい発見が難しい。ルートを模索しながら新しい綿赤テープを取り付けながら
   進んだ。一箇所急な岩場を通過するとガレ場に出る。こまくさ保護のためロープの柵がある。
   ここからの南東面の見晴らしは抜群である。このガレ場を南壁上部から東壁上部へと歩くが
   山頂が何所か発見する事が出来なかった。
   ニュウへ向う道の発見には時間を要した。結局小屋の主人が言っていた通り、ガレ場を北に詰め
   東壁上部辺りから藪漕ぎして樹林帯に入りやっと登山道を見つけることが出来た。
   この登山道も解り難く目印は脱色し数が少ない。ここからも新しい綿赤テープを取り付けながら
   進んだが、登山道は雪も深く風倒木が折り重なり結構歩き難い。
   ニュウまでの樹林帯は変化に乏しく、ニュウの山頂に立ってやっと晴ればれとした気分になった。
   今日は気温低いが晴天で展望は素晴らしかった。
   ニュウからはシャクナゲ尾根のシャクナゲトンネルを通り、稲子湯に下る。
   今日の稲子湯はお客で混雑していた。多分ここで新年を迎える人が多いのだろう。
   稲子湯で一風呂浴びて帰途に着く。途中で夕食を済ませ大宮へは8時半に到着した。
   竹ノ内さん・篠田さんご苦労様でした。   おわり。


   

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