
 
 8月19日(月)  折立登山口(16:00) 泊 
 感    想: 
 夫の富山出張を利用して、薬師岳山行を計画する。 
 翌朝、「台風一過の晴天」の期待は裏切られ、あたりはスッポリガスの中、小雨模様。完全雨支度で 
 一晩中吹き荒れたガスを伴った風は、翌朝は嘘のように収まる。 
 久しぶりにきた薬師岳、有峰林道も折立駐車場も見違えるように整備され、登山道も大々的に補修の 
報  告  者 : 飯 田

 行 動 記 録:      
 8月20日(火)
  折立登山口(16:00)→(10:30)太郎兵平(10:45)
  →薬師岳山荘(13:15)泊
 8月21日(水)
  薬師岳山荘(4:40)→(5:45)薬師岳(6:50)→
  (7:20)薬師岳山荘(8:10)→(9:25)太郎兵平(9:50)
                                 →折立登山口(12:30)⇒庄和町(21:00)

 山道具一式車に積んで、早朝庄和町を発つ。
 途中台風の影響の猛烈な雨に見舞われたりし
 ながらも、昼前には高岡に着く。
 夫の仕事が終わるのを待って、夕方立山ICから
 1時間ほどの折立登山口へ移動。小雨の降る中
 いつもの様に車の横にテントを張り、高岡で買い
 込んだ新鮮な海の幸を肴に宴会。
 出発する。
 時々薄日が差したりまたザーと降ったりの繰り返しで、太郎兵衛平まで来たところで突然青空が広がる。
 此れなら予定どうり上の小屋まで行けると、雨具を脱いで前進するが、この日の天気は結局パアとせず、
 冷たい風とガスの中お疲れ状態で薬師岳山荘着。
 小屋の人の話では今日天気が悪いのは、この山の周辺だけ、槍も剣も晴天らしい。
 「何てことだ」ついていない。
 それにしても8月だというのに今日は寒い、標高2701mのこの小屋の外気温度はたったの5度、夜は
 2度になっていた。
 霜柱と薄氷に驚きながら、抜群の展望に足取りも軽く山頂へ。
 雲海の上に太陽が顔を出す。朝日を浴びた山々の姿は最高。誰もいない山頂で1時間以上ものんびり
 過ごし大満足で小屋に戻る。
 布団を片付け荷造りしなおして下山開始。昨日は雨にうな垂れていたチングルマの綿毛も今日は朝日
 を受けて一斉に輝き、槍・穂の山なみを一層引く立てている。
 やっぱり薬師岳は何度来ても良い山だ。気分よく歩いて昼過ぎに折立駐車場に戻る。
 手が入っていたし、木道も増えている感じ。キャンプ場のトイレも新しくなっていた。
 百名山効果で人が沢山入る様になったからなのか、でもあまり人工物が増えるのも考え物。
 下山途中、続々と登ってくる大勢の団体客とすれ違いながら、この山も静かな山でなくなってきた
 のかと複雑な気分になった。
                                               以 上