10月3日(木)
◎今回のコースは、笹の稜線がなだらかですばらしい。また、斜面は紅葉が美しく、稜線では
以 上
行 動 記 録: 飯 田
大宮公民館(13:00)⇒川越IC(14:00)⇒
(15:00)赤城SA(15:10)六日町IC(15:55)
⇒十字峡(16:25)(テント泊)
10月4日(金)
十字峡(6:30)→(7:15)栃の木橋(7:25)→
2合目(8:30)→(9:15)3合目(9:30)→
(10:00)4合目(10:20)→5合目(10:40)→
6合目(11:10)→7合目(11:20)→(11:40)8合目
(12:20)→9合目(12:40)→丹後山避難小屋(12:45)(泊)
実歩行時間約4時間50分
10月5日(土)
避難小屋(6:15)→丹後山(6:20)→利根川水源の碑(6:43)→(6:55)大水上山(7:05)→
(7:35)兎岳(7:50)→小兎岳(8:15)→(10:25)池ノ段分岐(10:30)→(10:45)中ノ岳(11:20)
→(11:30)池ノ段分岐(11:45)→7合目(12:15)→(12:35)6合目(13:00)→(13:15)
日向山・5合目(13:25)→(13:45)4合目(14:00)→3合目(14:15)→2合目(14:40)→(14:50)
水場(15:00)→1合目(15:15)→(15:35)十字峡(16:10)⇒六日町IC(16:40)→(18:10)
嵐山SA(18:35)⇒東松山(18:45)⇒大宮(19:45) 実歩行時間約6時間45分
感 想: F
★関越道六日町ICから十字峡に到着。中ノ岳登山口の前に売店兼登山センターの小さい
建物がある。登山センターでは素泊まり1000円で泊めてくれる。
★この建物の並びに道路に沿って駐車スペースがある。我々は車5台分ほどの草付
きの空き地をテン場とした。トイレ(きれい)も水も登山センターが利用できる。
★テントで夕食の鍋を囲み、しばし宴会。
★翌日。台風の後なので山全体が湿めっぽい。ヘビが体を乾かすためなのか登山道に寝そ
べっている。シマヘビやジムグリは逃げるからいいけど、マムシは逃げもしないでふて
ぶてしい。
★今時はキノコのシーズン。キノコ取りのおじいさんはヘルメットをかぶり、地下足袋に
アイゼンをつけている。マイタケが採れるとか。マイタケは、登山センターで1キロ
7000円で売っていたから、いい小遣い稼ぎになりそうだ。
★丹後山の登りは紅葉が見事。
★急登の連続でアゴが出た頃、8合目のシシ岩に到着。
★そこからはなだらかな笹原のなかに道が延びている。今までの苦しさが嘘のような快適
な笹道を20分ほどで9合目。
★そこは、小屋と水場と巻機山方面に続く道との十字路。平ガ岳や燧ヶ岳も見える。稜線
はなだらかな起伏で中ノ岳、八海山へと続いている。
★5分で今夜の宿の避難小屋に到着。
★水場は枯れていたが、小屋の入り口に風呂桶より少し小さいほどの大きさの雨水のポリ
タンクが設置されていて、それが満杯状態だったので心強い。
★小屋は我々だけの貸し切り。今夜のメニューは豚肉とナス入り麻婆春雨。田中さんは
酒が効率よく利いて速攻でシュラフ入り。
★食べ終わったらやることもない。シュラフの中に12時間も入っていて睡眠十二分で翌朝
、小屋を出発。
★なだらかな稜線の途中に利根川の水源の碑があった。
★丹後山の次のピークのおおみずかみ大水上山は分水嶺になっていて、そこを越えると
雨水は只見川を経て日本海に流れる。
★笹の斜面からいきなりバサバサ大きな音がしてびっくりした。ニワトリのような重たい
感じの鳥が飛ぶような音だった。後にいた東川氏や田中氏は一瞬それを見たようだ。
どうもヤマドリらしい。キジよりも全体に茶色い鳥だ。「幸せを呼ぶ鳥」だそうで、
長野では羽が400円で売られていた。
★池の段に荷物をデポして空身で中ノ岳頂上へ。
★越後三山の主峰駒ヶ岳からの稜線が中ノ岳にきて90度に曲がり、八海山に続いている。
中ノ岳頂上から駒ヶ岳の方向5分ほどの所には同じような避難小屋がある。
★中ノ岳からの下りは、丹後山の登りの登山道と雰囲気が全く違う。全体的に雑木林の
中の明るく乾いた登山道である。メインのコースだけによく草も刈られていて道幅も広い。
ヘビの心配もほとんどない。
笹の緑を背景にしたナナカマドの真っ赤な実が美しい。水を背負わねばならない大変さは
あるが、秋一番のお薦めだ。