水  根  沢

沢登訓練(Water Climding)

(写真にマウスを持って行きますと説明が出ます)

2段10m大滝・巻き道上部で懸垂下降

  山 行 日 時 :   13年7月7日(土曜日)

  メ ン バ ー :   L/ 石倉・阿部・力山・鈴木(元)・岩田・本多・東川

  報告者 :東 川

  行 動 記 録

     大宮中央公民館(6:00)⇒(8:20)水根キャンプ場(8:30)→(11:00)
     鉄砲跡(12:25)→(13:05)水根キャンプ場(13:20)⇒(15:30)
     大宮中央公民館

  感     想

     朝6時、大宮中央公民館を出発する。新屋敷で東川を拾い総勢7名である。
     車は、石倉車と力山車、ともにRV車である。16号線を瑞穂まで走り青梅街道に入る。
     銘酒「澤ノ井」前の酒店でビールを持ち込む、沢登り後の喉越しを想像しながら北上。
     水根キャンプ場には8時20分に到着した。
     1台500円の駐車料金を管理人に支払い、キャンプ場横から入渓する。
     道端の水溜りには、「かじか」のオタマジャクシだろうか、黒い塊が泳いでいる。
     沢を登ると左岸にはバラック建ての養魚場があり、中に造られた小さないけすには山女と
     思われる稚魚が沢山飼われていた。
     所々で「ひきがえる」や「あかがえる」が歓迎してくれる
     しばらく行くと谷は狭まり、幾つかの滝が現れる。どれも3〜4mの滝であり、気持ちよい
     水しぶきを浴びながら登るが、中には左岸に設置されたザイルの助けを借りて、ずぶ濡れに
     なりながら渡る滝壷もあり、スリル満点である。

     沢の中間点当たりに、2段になった10m位の大きな滝がある。直登は無理と判断し左岸の
     巻き道をとる。巻き道から谷への下降は持って行ったザイルを使用しての懸垂下降となる。
     懸垂下降が初めての会員もおり、ベテラン会員の指導を得て無事皆通過する。
     この滝から少し登った大変急な左岸には小さな家が建っている。しかし、この家は何処から
     入るのか皆目見当が付かない。わさび畑の監視小屋らしい。
     この辺から石倉さんが、釣竿を出し山女を狙いながら先行する。数匹釣れたが型が小さく
     リリースする。
     しばらくすると6m程の樋状の滝に出る、これをを越えると「鉄砲跡」という少し開けた河原
     に出る。ここが今日の沢登り終着地点である。
     到着時間は、11時。2時間半の沢登り訓練であった。
     もってきたビールを河で冷やし、鈴木さんの献立料理が始まる。コッフェルに具を仕込む。
     煮上がるまでの間、4名(鈴木・力山・岩田・東川)は、6mの樋滝に戻り、鈴木さんの
     指導を得ながらザイルを使っての訓練を行う。
     滝の水圧は見た目より高い、つま先に当たった滝水は2mも跳ね上がる。
     料理が出来る頃合を見計らい鉄砲跡に戻り、皆で鍋を囲み水根沢宴会が始まる。
     なんとビールの旨いことか;下界では味わえない。
     ここで一句「鍋囲み 川面の虫も 宴に加わり」

       今日の献立(鈴木流豚汁)
           豚   肉(冷凍のまま持参=腐敗防止)
           じゃがいも(小さく裁断=早く煮えるように)
           人   参
           玉   葱
           牛   蒡(長いまま持参しナイフで削ぎいれる)
           しめじ・しょうが・固形コンソメ・味噌
       鈴木シェフ談  「今回は味噌で味付けし豚汁としたが、カレー粉を入れれば「カレー」・
            ご飯を入れれば雑炊・御餅を入れて雑煮・うどんを入れればごった煮うどんである。
            これは変身献立である」

     まさしく山行に向く料理と感心した。

     帰りの水根沢林道までの道ははっきりせず急登である。兎に角右岸をまっすぐ登れば林道に出る。
     今日は天候にも恵まれ素晴らしい沢登り訓練山行が出来た。
                                                               以 上

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