1月12日(土)
1月13日(日) 起床 5時 〔12日〕 大宮〜菅の台駐車場 〔13日〕 菅の台駐車場〜しらび平駅〜千畳敷駅〜木曾駒ケ岳〜千畳敷駅〜しらび平駅〜菅の台駐車場
[ここからは元気組みFさんの報告である]
1月12日は春のように暖かい日だった。そして登山する13日も同様に暖かかった。
I・竹村
行 動 記 録: 報告者 : 東 川・F
大宮中央公民館(7:57)⇒(9:40)八王子IC(9:55)⇒(11:35)
諏訪湖SA(12:13)⇒(12:40)駒ヶ根IC(13:10)⇒菅の台駐車場
(13:30) 酒宴(15:00〜20:45)就寝 21:00 テント泊 5点 2張
菅の台駐車場(8:12)⇒(8:50)しらび平駅(9:00)⇒(9:08)
千畳敷駅(9:30)→(10:48)宝剣山荘(11:04)→中岳(11:18)
→(11:45)木曾駒ケ岳(12:00)→中岳
(12:15)→(12:25)宝剣山荘(12:35)→(13:25)千畳敷駅(13:55)
⇒(14:05)しらび平駅(14:12)⇒(14:45)菅の台駐車場(15:00)
⇒(15:50)諏訪湖SA(15:50)⇒八王子IC(16:15)
⇒大宮公民館(20:15)
感 想:
・自家用車提供者は、力山さん・Fさんである。ともにRV車である。
指扇で東川が乗車し、今回の参加者7名が揃い、トランシーバーの周波数(438.14MHz)を合わせ
出発する。
・16号を走り八王子ICより中央高速に乗るが、入り口を間違えてしまい新宿方面に入ってしまう。
すぐ左側に車をとめ料金所係官に相談、係官の誘導で名古屋方面ゲートを明け簡単に下り車線
に乗る事が出来た。
・連休初日で道路混雑が心配されたが、渋滞もなく順調に走り駒ヶ根ICには12時40分に到着した。
・駒ヶ根市内のスーパーで共同食の買出し、献立は3人の女性がテキパキと決めて行く、手馴れた
ものである。男性は運びやさん。共同食は夕食と朝食、具沢山の煮込みうどんと煮込み餅である。
・今夜のキャンプ地の菅の台駐車場へは13時20分に到着した。計画と通りの時間である。
駐車場奥に平らな所を見つけ、30cm程積もっている雪を踏み固めて5点2張を張る。
・男性テントは中を片付けて夕食会場つくり、女性テントの中では共同食料理の下ごしらえ、全て終了し
夕食宴会が始まったのは、15時であった。
・楽しい宴会が、延々と約6時間続いた。飲み干したお酒が、焼酎25度1リットル・ウイスキー500CC
ワイン2本・その他ビール・梅酒などで、持ち込んだ酒類はすべて飲み干し気勢が上がった。
これが翌日に影響する事になるのである。就寝21時。
・朝5時起床。テントの中を片付けて朝食の用意が出来たが、車の中で休んでいた竹村さんが起きて
こない。前々夜の寝不足と昨夜のお酒が効いたらしい。結局、登山は諦め休養を取ることになる。
・菅の台駐車場からの始発バスは8時12分発である。大勢の登山客が並ぶ、中央アルプス遭難対策
協会の補導員4名も乗り込んだ。
・細い曲がりくねった雪道を次第に高度を上げてゆく、しらび平駅までは凡そ30分である。
しばらく走った道路右側の大きな岩ノ下に、石の地蔵さんが色あせた赤い前掛けをして立っていた。
この一帯を地蔵平といって、その昔、ここには木食をして修行するお堂があって、このお堂で修行
していたお坊さんが、鑿をを使わず石でこの地蔵さんを彫り、ここに安置したと伝えられている。
(木食=五穀を断って木の実や若芽だけを食べて修行すること。その人を木食上人という)
・しらび平駅周辺は「しらびそ」の原生林であり、そこから「しらび平」と銘々されたと言う。
・ゴンドラから眺める雪の南アルプスの全景は素晴らしかった。千畳敷駅では補導員が登山届を
細部に渡りチェックしていた。
雪崩れの発生が予想されるとの事で、登山ルートは、大分伊那前岳寄りのルートを指示される。
・身支度を整え9時30分出発する。千畳敷カールを尾根に向かって急登が続く、既に何組かの
登山者が入っておりトレースは確りしている。途中元会員の奥園氏に偶然お逢いする。20名程の
登山者の雪上訓練を指導していた。
・1時間ほど登ったところで力山さんが腰痛が出始めて下山する。それからしばらく登った所で今度は
東川が二日酔いでリタイヤする。残っていた酒が御燗され効いてきたようだ。
残る4人は元気に山頂に向かう。
(二日酔いでダウンとはまったく情けない話である。「山では酒を飲みすぎるな」と常日頃と言っていた御仁がこんなざまでは
面目丸潰れである -----反省--反省先にたたず-----)
東川の報告はここまで。
始発のロープウエイで千畳敷駅に着くと、乗越浄土への雪の斜面は少しシワがある。雪崩れの
危険があるとの事で、そのルートは禁止。もっと東側を登るようにとの指導員のお達しだった。
そこは既にトレースが着いていた。アイゼンを着けて出発。中程に登ったところで、8mザイル(?)
がフックスされ、20名位の集団がプルージックで下山してきた。
とても山慣れしているとは思われない歩き方で、雪のブロックを落としそれが我々を直撃する。
トップを歩く私に最も命中するわけで、文句一言でも言おうとふと見たら、元会員の奥園さんがいた。
降りてくる人たちはお客さんらしい。
奥園さんから後1〜2時間で天候が悪化する事と、稜線の強風では凍傷に気をつけるようアドバイス
され、分かれて再び登り出した。
三点確保で慎重に登るが、突風でバランスが崩れる。Iさんも同じだったとか、やはり身体の小さい
者が飛ばされると言うことだ。
稜線に出ると突風が激しく吹き続け先が思いやられたが、猛烈な風はここだけだった。
宝剣山荘の傍で一休みし、中岳・駒ケ岳へ出発。駒ケ岳の祠は上部が少し出ている。
頂上からの展望は360度で素晴らしい。奥穂高の頂上だけはガスの中だった。
我々の頭上には黒い雲があるので、写真を撮ってすぐに引き返す。
稜線からカールの斜面は、登る時は下りが少々不安に感じたが、目が馴れたせいか
それほどの事もない。しかし慎重に三点確保で下り、力山さんと東川さんの待つ千畳敷に到着
☆ 驚きあきれた事二つ。
・カール斜面登りで、先を譲った男性の二人ずれ。内一人はアイゼンを付けてはいるが、ストック
もピッケルもなし。「エー;;」と絶句してしまったが、ご本人は「大丈夫・大丈夫」と軽い。
我々の前方でだけは滑落しないで下さいよ。それだけよ;。
・カール斜面の下りで、私の前方を行く人がヨタヨタとよろけて、尻餅ををついていた。
写真を撮りに来た人らしく、「荷物が重いのかなーー」と思っていた。
やがて座り込んでしまっているので「お先に」と声をかけて追い越した。
返事もないので無愛想なーーーと振り返って見たら、本人は疲労困憊で声も出せない様子。
なんと6本爪アイゼンだった。 以 上
富山へ。
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