ツバメの子育て (1)
田んぼに水を張るころ、南の国から渡ってくるツバメ。日本では「益鳥」として農家に
迎えられてきたツバメは、自然豊かな里山のひとびとの暮らしに寄り添って生きてきました。
しかし近年、ツバメは全国的に減少しその数は40年前の半分になったというデータもあります。
その背景には、農業の衰退により採餌場である水田や耕作地が減っている事や、巣作りの場である
日本家屋が少なくなったことがあります。
昨年の東日本大震災により、東北地方の水田が広範囲に荒廃している現状も懸念材料です
何時までもツバメが私たちの暮らしとともにあるように、この国の身近な自然や農業のあり方に
目を向けてほしいと思います。日本野鳥の会は、皆様のご支援をもとに、身近な自然の保護や
再生に取り組んでいます。被災地にも再びツバメが群れ飛ぶ日が来ることを願って--------。
(日本野鳥の会より)
今年は、ひとつがいが古巣で子育てを始めた。昨年は、ふたつがいが新しく巣をつくり
10羽を育てあげ元気に巣立っていったが、今のところ他の巣に飛来しないのでツバメが
減少しているのかもしれない。子育ての状況を写真にとって記録することにしました。