出水市(いずみし)は鹿児島県の薩摩半島の北部にあります。ここは毎年10月から3月にかけて遠くシベリヤ
からツルが越冬のため飛来し、その数現在 12,500羽で国の特別天然記念物に指定されています。
(添付写真No1)ツルはナベヅル(黒色のツル)とマナヅル(白い灰色のツル)が主体です。ツルは大変臆病な
鳥なので人や光が見えないように柵で保護されています。
ツルは早朝に近くの餌場に飛び立ちますのでこの写真にある観察場に残っているのは全体の25%程度の
2ー3.000羽ぐらいだそうです。
夕方になるとこの観察場に戻ってきます添付写真DVC00160に見えるように深さ20センチに水を入れた
水田の中に入り片足で立ったまま風の方向向いて寝ます。
ツルは毎年二つの卵を産み育て家族単位で行動するそうです。空を飛んでいるツルを見たとき四羽で
飛んでいるのが両親と子供二人で一番幸せな組だそうです。
三羽は両親と子供一人か母子家庭,二羽は新婚さん、一羽は独り者だそうです。
二月の上旬から三月下旬にかけてツルは次々とかえります。朝鮮半島を通り中国大陸を経由生まれ
故郷のシベリヤまで4.000Kmkの旅だそうです。日本海など海上は飛ばないそうです。