御岳山のカエデ

(撮影月日 16年11月20日  撮影者 K.Arima)


-関東平野が一望の下に(御岳山山頂から)-
手前に奥多摩の山塊が連なり、その先は東京西部と埼玉の市街が見られ、
画面には入っていませんが右の方に振って行くと新宿の高層ビル群となります。
左上、雲に霞んで見えるのが筑波山です、これで見ると今更ながらに関東平野が
いかに広大なものであるかが分ります。-


大楢峠付近の広葉樹林
奥多摩の一帯は近代日本になり、木材の増産政策により広葉樹林を伐採し杉の植林を行なったため、
山々を見ると帯状に植林したところが分ります。ところが現代になり、廉価な輸入木材の流入・林業
従事者の激減により、手が入らなくなり枝狩りもせず荒れ放題になっているところが多くあります。
歩くには落ち葉を踏みしめ、木洩れ日の中の紅葉樹林帯が最高です-

紅葉と黄葉(この項 専門家の話)
紅葉と黄葉では色のメカニズムが違い、冬が近づくと落葉に備え、葉緑体の中にあるクロロフィルは
老化分解され、量は少ないがもともとあった黄色のカロチノイドが目立ち黄色に変化する。
一方、葉が赤くなるのは、この時期にアントアシン色素が合成され、褐色はフロバフェンができ、
それぞれの色に変化していく、この色素の合成は、場所・気候・樹木の状況によって異なるので、
同じ種類のものでも紅葉になったり黄葉になったりするとの事でした。

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