感 想 :
行動記録 :
5月3日(土)
(11:00)老平P(11:30)→(13:30)広河原
(13:50)(徒渉)(14:00)テント場 (泊)
5月4日(日)
テント場(3:00)→(6:00)檜横手(6;15)
→(8:30)布引山(8:50)→(10:25)笊ヶ岳
(11:20)→(12:40)布引山(12:50)→
(14:40)檜横手(15:00)→テント場(17:00)(泊)
5月5日(月)
テント場(8:20)(徒渉)広河原(8:35)→
(10;35)老平P(10:45)
「長いきつい登高。孤高の峰の絶景に酔う!」これが笊ヶ岳のガイドブックの見出し。期待が高まる。
前夜発の予定がメンバーの都合で当日朝発となり、ゆえに幸か不幸か、標高差約2100mの幕営地点
まで一気に重荷を担ぎ上げるという計画は流れ、第一日目の行程は徒歩2時間プラス増水し、かなり
の急流となった広河原の徒渉。橋が掛かっていないので、靴を脱いでズボンを膝まで巻くりあげ
慎重に渡る。
水の苦手な私にはかなり恐ろしい体験だ。渡りきった川原の上部の登山道脇の狭いスペースを、地
ならししてテント設営。途中で摘んで来た山菜や釣った岩魚の天婦羅と、チゲ鍋の豪華な夕食で鋭気
を養い、翌日の長時間行動に備えて早寝とする。
テント・シラフ等はおいて行けると言うものの。水場はこの先ないので今日の長い行程と暑さを
見越して水分は2リットル以上、アイゼン・ピッケル・食糧等々結構ザックは重い。
暗闇の中、いきなり急登。何しろ昨日楽をした分。今日は標高差1729mを一日で往復する訳だから
大変。まず急登3時間、少しだけなだらかになった。高さ2000mあたりから、雪道となる。
すぐ先の檜横手から少し下って再び急登となり、雪も増えたので、ストックをピッケルに持ち替える、
なおも急登して布引ガレで視界が一気に広がり聖・上河内岳等が目の前に現れる。
ガレの縁を進んでひと登りで布引山。本来ならここで幕営の予定だった。
一休みの後下って登って、なお登ってようやく笊ヶ岳に到着。7時間半かけて辿り着いた孤高の頂は
流石南アルプスの展望台、素晴らしい眺めだー!!。
登山者は総勢15名ほど、皆充実感一杯の笑顔だ。小一時間で山頂を後にする。
布引山の登り返しがきつい。その後は、ただただ下ってひたすら下り続けて、17時、広河原の
テント設営地に戻り着く。本日の歩行14時間。頑張った自分を褒めてやりたいと各自それぞれ健脚
自画自賛。満足感と疲労感の中、もう一日テント泊。
最終日の朝も良い天気、テント撤収後まず始めの一歩の広河原の徒渉にまた少し緊張したものの、
後はのんびり山菜を摘みながら下り、収穫の多かった山行に、良かった。良かった。!!を連発
しながら気分よく帰途に着く。
以 上