水 根 沢
(初級沢登り訓練)


(写真にマウスを持って行きますと写真の説明が出ます)

巻き道懸垂


山     名 : 水 根 沢

所  在  地 : 東京都 

山 行 月 日 : 平成15年7月6日

参  加  者 : L/石倉/川元・力山・鈴木(一)・神田
           中村・古島・花村・小原・蓑島

報  告  者 : 蓑 島

 行動記録 :
   大宮6:30→駐車場8:20〜8:35→
   半円状ノ滝上11:00〜12:00→
   駐車場12:35〜13:00→大宮16:00
   上り2 時間25分 下り35分 

 感   想 :
  待ちに待ったというか、ドキドキの沢登り初体験。水根の駐車場でヘルメットとハーネスを用意し、
  シュリンゲを肩から掛け、ハーネスにはエイト環とカラビナをぶらさげ、格好だけは一人前。
  さあいくぞ!と気合は入れたものの、不安で足どりは重かった。
  さて、沢に入ってまもなく第一の難関が。腰まで水につかり滝の左壁をシュリンゲを頼りに平行に
  進んだ後直登。一人ずつ突破する度に皆が拍手。
  さて、私の番だ。両手でシュリンゲと後からつけてくれたザイルを握るが、あっ、足場がない。
  一瞬両足が滑って宙ぶらり。ワー!どうしよう・・・。必死で足場を探し、上で待っていた人に
  助けられ何とか突破した。後ろを振り向くと皆が拍手をしてくれている。
  ちょっとかっこ悪かったかなあ、と苦笑い。
  ふと、滝つぼを見ると鈴木さんが楽しそうに泳いでいた。余裕だなあ。
  しかし、こういう難所を何回も通過していくうちに、なんだか分からないけど面白くなってきた。
  体全体を使ってよじ登ったり、胸まで水につかったり、場所によっては両手両足を突っ張って滝を
  直登したり。尾根歩きみたいにきれいな花があるわけでもなし、ただひたすら陽の当たらない暗い
  沢を登っていくのに。
  後半、沢の中にワサビが一本生えている場所があった。周りをよく見ると左岸にワサビ畑があり、
  その隣には管理小屋らしき建物が建っていた。そこを通過して間もなく、いよいよ最後の難所
 「半円ノ滝」に到着。ここは左岸を巻いて登ったが、中村さんが勇敢にも直登に挑戦。
  両手両足を突っ張ってどんどん登っていく。皆で「がんばれ!」と声援。
  しかし、後もう少しの所で滝つぼへ落ちてしまった。惜しい、残念。そしてそこから少し行った
  ところが今日の終着点であった。
  ここで、トン汁を作って食べた。作っている間、それぞれ持ち寄ったアルコールで体を温めた。
  沢の水で少し冷えた体に熱いトン汁はとてもおいしかった。
  食べながら、去年の沢登りの事がいろいろ出て、中でもキノコを途中で沢に流してしまった話には
  盛り上がった。食べ物の○○○はおそろしい・・・。
  一時間ほど休憩して下山にかかる。下山前に鈴木さんより約5分間のザイルの結び方の講習を受けた。
  そして出発。ここより少し登り、登山道に出て約40分で駐車場に到着した。
  あっという間の2時間半の登りだったがとても楽しかった。
  水根沢は解説書によると3級グレードだそうだが、それって凄いのか大した事ないのか何しろ初めて
  なのでよく分からないけど、確かに自分の力だけでは突破できないところが何箇所もあった。
  脂肪を筋肉に変え(これは凄い努力が必要かも)体を柔らかくしなければいけないとつくづく
  思った今回の沢登りでありました。
                               以 上
     

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