行動記録 :
感 想 :
中村・古島・花村・小原・蓑島
大宮6:30→駐車場8:20〜8:35→
半円状ノ滝上11:00〜12:00→
駐車場12:35〜13:00→大宮16:00
上り2 時間25分 下り35分
待ちに待ったというか、ドキドキの沢登り初体験。水根の駐車場でヘルメットとハーネスを用意し、
シュリンゲを肩から掛け、ハーネスにはエイト環とカラビナをぶらさげ、格好だけは一人前。
さあいくぞ!と気合は入れたものの、不安で足どりは重かった。
さて、沢に入ってまもなく第一の難関が。腰まで水につかり滝の左壁をシュリンゲを頼りに平行に
進んだ後直登。一人ずつ突破する度に皆が拍手。
さて、私の番だ。両手でシュリンゲと後からつけてくれたザイルを握るが、あっ、足場がない。
一瞬両足が滑って宙ぶらり。ワー!どうしよう・・・。必死で足場を探し、上で待っていた人に
助けられ何とか突破した。後ろを振り向くと皆が拍手をしてくれている。
ちょっとかっこ悪かったかなあ、と苦笑い。
ふと、滝つぼを見ると鈴木さんが楽しそうに泳いでいた。余裕だなあ。
しかし、こういう難所を何回も通過していくうちに、なんだか分からないけど面白くなってきた。
体全体を使ってよじ登ったり、胸まで水につかったり、場所によっては両手両足を突っ張って滝を
直登したり。尾根歩きみたいにきれいな花があるわけでもなし、ただひたすら陽の当たらない暗い
沢を登っていくのに。
後半、沢の中にワサビが一本生えている場所があった。周りをよく見ると左岸にワサビ畑があり、
その隣には管理小屋らしき建物が建っていた。そこを通過して間もなく、いよいよ最後の難所
「半円ノ滝」に到着。ここは左岸を巻いて登ったが、中村さんが勇敢にも直登に挑戦。
両手両足を突っ張ってどんどん登っていく。皆で「がんばれ!」と声援。
しかし、後もう少しの所で滝つぼへ落ちてしまった。惜しい、残念。そしてそこから少し行った
ところが今日の終着点であった。
ここで、トン汁を作って食べた。作っている間、それぞれ持ち寄ったアルコールで体を温めた。
沢の水で少し冷えた体に熱いトン汁はとてもおいしかった。
食べながら、去年の沢登りの事がいろいろ出て、中でもキノコを途中で沢に流してしまった話には
盛り上がった。食べ物の○○○はおそろしい・・・。
一時間ほど休憩して下山にかかる。下山前に鈴木さんより約5分間のザイルの結び方の講習を受けた。
そして出発。ここより少し登り、登山道に出て約40分で駐車場に到着した。
あっという間の2時間半の登りだったがとても楽しかった。
水根沢は解説書によると3級グレードだそうだが、それって凄いのか大した事ないのか何しろ初めて
なのでよく分からないけど、確かに自分の力だけでは突破できないところが何箇所もあった。
脂肪を筋肉に変え(これは凄い努力が必要かも)体を柔らかくしなければいけないとつくづく
思った今回の沢登りでありました。
以 上