甲斐駒ケ岳(2,967m)

(伊那の人達は東駒ケ岳と呼ぶ))


(写真にマウスを持って行きますと写真の説明が出ます)

双児山


山     名 : 甲斐駒ケ岳

所  在  地 : 長野・山梨県境

山 行 月 日 : 平成15年9月23日〜25日

参  加  者 : 東川・竹ノ内・飯田・他1名

報  告  者 : 飯 田

雲の中から現れた甲斐駒ケ岳

 行動記録 :
 9月23日(火)
  大宮6:00⇒八王子IC(7:20)⇒(7:45)
  談合坂SA(7:50)⇒(9:20)諏訪湖SA(9:40)
  ⇒伊那IC(10:00)⇒1(10:15)APITA伊那店買物
 (10:50)⇒(11:25)仙流荘発バス(12:10)⇒
  北沢峠着(13:00)→テント場(13:10)(テント泊)

 9月24日(水)
  テント場(5:50)→バス停前登山口(6:10)
  →(8:25)双児山(8:30)→(9:20)駒津峰
 (9:25)→六方石分岐(10:00)→(11:00)
  甲斐駒ケ岳(11:30)→六方石分岐(12:05)→駒津峰(12:40)→(13:50)仙水峠(14:00)→
  仙水小屋(14:30)→テント場着(15:05)  (テント泊)

 9月25日(木) 前夜から降り続いている雨のため仙丈岳登山諦め下山する。
  北沢峠バス停発(10:00)⇒(10:50)仙流荘(11:00)⇒伊那IC(11:40)⇒(12:00)諏訪湖SA
  (入浴・昼食)(13:35)⇒(15:00)藤野SA(15:05)⇒八王子IC(15:15)⇒大宮中央公民館(17:35)
                                    

 感  想 :
  ◎今度こそジンクスを吹き飛ばそうと『サンデーマイニチ雨降らせ隊』の一行は芳しくない
   天気予報にも「どうせ予報ははずれるのに違いない」との希望的観測のもと大宮を後に
   したのだけれど、あァ甲斐駒はやっぱり雨だった。

  9月23日
   林道崩壊のため、広河原からまだ入れないとの事で長谷村戸台から入る事にする。
   入山日の今日は素晴らしい好天。バスの窓から鋸岳・甲斐駒ケ岳の勇姿を堪能しながら
   北沢峠へ。連休最終日の夕方とあってかテント場はがら空き、テント2張りを手早く
   設営、伊那のスーパーで買ってきた新鮮な食材を使って、美味しい寄せ鍋を囲む。

  9月24日
   何とか天気は持ちそうだと出発準備をしているうちに、ポツポツときてしまった。
   本降りにならないうちに双児山着。駒津峰では朝の光の中、鳳凰三山やオベリスク富士山
   までも見る事が出来、目の前には雲を払って甲斐駒ケ岳も姿を現す。
   その後雨は強くなったり弱くなったりの繰り返しとなるが、視界はずーと良好、雲わく谷と
   紅葉をあしらった山並みはなかなかの風情、『雨もまた良し、良かった良かった』などと
   暢気に歩いたが、着いた甲斐駒ケ岳の山頂は猛烈な風雨、証拠写真を撮る手も凍える寒さ。
   直登コースで下山の予定であったが、まともに風を受けそうなので登りと同じ巻き道
   コースで下山。仙水峠からは益々雨が強くなり、テント場までが随分長く感じられた。
   雨のテント場に戻り、さてどうやってテント中を濡らさずに中に入ろうかと頭をひねる。
   Tさんの提案でツエルトを使って二つのテントを繋ぎアーケードを作ろうという事になる。
   ストックやロープ・傘・果ては洗濯バサミまで使って、試行錯誤を繰り返した結果大雨にも
   関わらず濡れずに二つのテントの間を行き来できるようになり大満足。
   近頃はお金さえ出せば、便利なもの・快適な暮らしが手軽に手に入る世の中ではあるけれど
   今日のような悪条件の中でも、智恵を絞り工夫してこそ得られる喜び・楽しさを岳稜会の
   若人達にも是非体験して貰いたいものと思いつつ、テントを叩く雨の音を聞きながら、暖かい
   おでんを食べ、身も心もホットになって杯を重ねるのでした。 「良かった・良かった」

  9月25日
   雨は降り続いているので、仙丈岳は諦め、びしょ濡れのテントをたたみ帰りのバスに乗る。
   諏訪湖SAの素晴らしい展望温泉にのんびり浸かって雨の山行を締めくくる。
   (今、雨はやんでいる)
                                          以 上
     

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