掲  示  板



掲示年月日   2002年12月1日

         全国山岳遭難対策協議会報告(要約)

14年7月4日〜5日にかけて栃木県総合文化センターにおいて、全国山岳遭難対策協議会が
開催された。警察・行政・山岳会関係者ら役170名が参加した。

「山小屋から見た登山者の姿と課題」と題して、燕山荘社長の赤沼健至氏の講演があった。
山岳登山は自己責任が原点である事の認識指導が重要と力説された。
一寸したミス・そのミスが即く死に繋がる。此れが山岳遭難である、よって下山まで(自宅)
気を抜かない事が大切である。
また、ゴミを出さない、動物に餌をやらない、登山道から外れない、此れを無視すると自然の
生態系の破壊に繋がる。日本人はゴミに対する認識が劣るという辛口で締められた。

警察庁生活安全局地域課から平成13年の山岳遭難発生状況の報告があった。
  発生件数 1220件 (前年比5件増加)
  遭難者  1470人 (前年比24名減少)
 平成10年以降4年連続して1000件を超えている。
 遭難者に締める中高年(40歳以上)の比率は、76.4%と非常に高い。
 遭難の原因は、滑落・転倒・転落が40.3%。道迷いが30.9%でいずれも初歩レベルの
 遭難が全体の71.3%を占める。
 ここ数年急増しているのが病気によるもので8.3%。日頃の健康管理が重要である。
                             以上要約  

 

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