ようこそ!大宮岳稜会のアルバムへ

[柿の鈴なり] 今は採る人もなく、熟して鳥の餌となる。

(撮影月日 14年11月)

-信州 野倉で-

-信州 野倉で-

≪独鈷山≫  信 州  山田で
 標高1266mの山で、奇岩奇峰が多く山襞が深いので朝の眺め
 夕べの景色に変化があり、春夏秋冬常に変わった美しさを見せ
 あたかも妙義山を思わせるものがあるので、「信州妙義」とも
 いわれている。
 その名称には「独鈷山」ほか「殿城山」「デッチョウ山」「鉄城山」
 「峰小屋」などたくさんあったが、昭和になってから「独鈷山」
 に統一された。独鈷とは、仏教で用いる金剛杵の先端が分か
 れていないもので、大日如来の独一法界の智を標識したものだ
 といわれている。
 独鈷山は僧空海がこの山を霊場とされないのを惜しんで、山頂
 へ独鈷を埋めて去られたのでこの名が起こったと伝えられている。
 また、塩田城の詰めの城と考えられていて、頂上西側には馬場
 の跡や寺屋敷というところが残されている。

 歌人釈超空はこの山に登って次のような歌を残している。
 「山の葉のよそぎの音と松蝉と聞き分き難し山に満ちつつ」



 岳稜会アルバム一覧表へ。
 蒼の山なみへ。
 トップページへ。