( 那 須 )
工事中
報 告 者 : 飯 田
行動記録 :
1月8日 大丸温泉泊
1月9日 大丸温泉(5:30)⇒(6:30)峠の茶屋P(6:50)
→(8:00)峰の茶屋(8:30)→(9:50)朝日岳
(10:10)→(10:40)1900m地点(11:00)→
(12:30)峰の茶屋(12:45)→(13:15)峠の茶屋P
(13:25)→大丸温泉(03:45)
感 想 :
予定では無難に茶臼岳を目指す積りだったが、大丸
温泉到着後地元の人から「ここ3〜4日雪が降ってい
ないから道は締まって歩きやすいはず」と教えられ、
天気も安定しているようなので急遽朝日岳に登ることとし、阿部さんにコース変更の連絡を入れる。
翌朝、大丸温泉5時半出発。満天の星空が今日の晴天を約束しているようだ。
車止めゲートの先から早速雪道だが、踏跡がある程度ついていたので割合楽に歩け、1時間で
峠の茶屋の駐車場着。
一休みしている間に日が昇り、目の前の朝日岳が一気に赤く染まる素晴らしいシーンを楽しむ
事が出来た。
道はこの先から急に深雪となり、ワカンをつけるがそれでも15分程度、あとは淡々と高度を上げ
て茶臼と朝日岳との分岐、峰の茶屋着。強風名物のここも今日は穏やかになっている。
朝日岳へのトラバースコースは全くトレースがなく、剣が峰に向って道がつけられ、単独行の男性
が登ってゆくのが見える。
私達もここでアイゼンを付けストックをピッケルに替えて、気を引き締めて深雪の稜線コースを登る
素晴らしい展望が広がる。大黒岩(?)の横へ下って、後は夏道を行き朝日岳の肩のベンチにザック
を置き、朝日岳をピストン。まだ時間も早いことだし、折角ここまで来たのだから三本槍の方へ少し
進んでみようと言う事になる。
厳冬期のこのコースを歩くのは、私は初めてなのだが期待を上回る素晴らしい所だった。
展望は勿論なのだが山肌全体がエビのシッポに覆われている様は、一見の価値ありだと思う。
確り写真を撮ってから下山に掛かる。峰の茶屋へのトラバースコースは、帰りには踏跡が一筋
出来てはいたが、そろそろ気温も上がってきたようなので、万一の雪崩れの危険を考え、再び
剣が峰コースで峰の茶屋に戻る。
ここまでくればもう安心、後はのんびりとめったに恵まれないだろう最高の登山日和と殆ど
人に逢わない静かな山行が出来た事に感謝しつつ、良かった良かったを連発しながら大丸温泉
に帰り着く。 (岳稜会アルバムを御覧下さい) 以 上