北横岳(2480m)・大岳(2382m)・雨池山(2325m)


山     名 : 北八ヶ岳

所  在  地 : 長野県 

山 行 月 日 : 平成14年2月10日〜2月11日

参  加  者 : T・I・東 川





 行 動 記 録:      記 録: I  感 想: 東 川

2月10日(日曜日)
  新宿駅発(スーパーあずさ1号)(7:00)⇒茅野駅(9:08)⇒
  [Taxi]⇒ピラタスロープウエイ山麓駅(10:00)⇒(10:15)
  山頂駅(11:00)→坪庭(11:07)→分岐(11:15)→
  (12:00)北横岳ヒュッテ(12:50)→(13:00)北横岳
  (13:05)→(14:45)大岳(15:00)→
  北横岳
(17:05)→北横岳ヒュッテ(17:15) [泊]

2月10日(月曜日)
  北横岳ヒュッテ(6:30)北横岳往復 ヒュッテ発(8:20)→(9:00)三岳(9:05)→(10:15)雨池山
  (10:30)→雨池峠(10:45)→縞枯山荘(10:50)→(11:00)山頂駅(11:50)→(12:00)山麓駅(13:05)
  (バス)(13:55)茅野駅(14:25)(スーパーあずさ)新宿(16:35)

感    想
2月10日(日曜日)
  新宿駅のホームには大勢の登山者が並び列車の入線を待っている。Tさんが指定席を一括
  購入しているので、連絡を受けた乗車口で2人を待つ。
  茅野駅には9時8分に到着するが、ピラタスロープウエイ行きバスは1時間待たねばならない。
  今日のうちに大岳を往復したい事もあり、相談の結果奮発してTaxiで山麓駅に向かう。
  大変親切な運転手さんで、観光案内も兼ね、八ヶ岳の撮影ポイント等も教えてくれ、近道を
  通り山麓駅には10時に到着する。Taxi料金は7300円だった。
  山頂駅から北横岳ヒュッテまでは、連休で大勢の登山客が行き来してトレースは確りしていた。
  ヒュッテでは若主人夫妻が迎えてくれた。今夜は満室らしい、寝床を確保し必要な物だけを
  リックに詰め大岳に向かう。
  北横岳山頂周辺は、強風で雪が飛んでアイスバーン状になっていて比較的歩き易かった。
  大岳に向かう下り斜面に入るとトレースはなく、腰まで雪に埋もれる。先頭でラッセルする
  Tさんが大変だった。
  途中からワカンを付けての歩行となる。
  急な傾斜をしばらく下ったところで、双子池から登ってきた3組6人に出会う。
  交代でラッセルしてきたとの事で、挨拶が出来ないほど息が弾んでいた。お陰さまでここからは
  6人の辿ったルートを下るが、時たま雪の中に落ち込んでは這い出すのに苦労する。
  双子池分岐から大岳山頂までは僅かだが、人が踏み入った形跡はない。
  山頂周辺は雪はしまっていて歩き易いが、低温と強風で指先の感覚がなくなって来た。
  シャッターの感触が掴めないが、山頂からの雪景色を数枚撮影した。果たして旨く撮れている
  だろうか?。
  思ったより時間の経過が速いので、帰路は途中から夏道にはない七つ池経由でヒュッテに
  ショートカット出来ないかと森林地帯に分け入る。しばらくはワカンが効き雪中歩行は順調
  だったが、そのうちに胸まで雪中に埋もれる回数が多くなり、これでは5時半の夕食に間に合
  わないと引き返す。30分のロスとなった
  急登の雪の斜面を喘ぎながら北横岳山頂を経由し5時15分にヒュッテに到着する。既に辺りは
  暗くなり雪が降り始めていた。
  6時に夕食が始まる、豪華な寄せ鍋で量が沢山ある。我ら3人と神奈川県の写真家と千葉市から
  来た青年の5人で一つの鍋を囲む、楽しい一時であった。8時半には布団に潜り込む、消灯9時。

2月11日(月曜日)
  6時に起床しカメラを持ってご来光はどうかと外に出る。新雪が3-40cm積もっている。濃霧で雪
  がまだ舞っているようであったが山頂まで行って見る事にした。
  アマチアカメラマン達も数人登ったが山頂は視界零。ヒュッテに帰って朝食後、8時20分、三岳
  に向って出発。
  三岳の岩稜には白いベールを掛けたように雪が付着し、何か異様な感じである。雲は早い速度で
  東に流れ時たま青空を覗かせるがすぐ雲が被ってしまう。風強く手先が痺れる。氷点下17度である。
  三岳から急な斜面を慎重に下り、また登って雨池山山頂。晴れ間が多くなり遠くの美しい雪景色
  を垣間見せてくれる。TさんIさんは盛んにシャッターを切るが僕のデジカメ電池切れ。
  雨池峠から山頂駅に向かう。時間が早かったので周囲を散策しながら写真を撮ろうと山頂駅で
  待機するが、さっぱり天候好転せず仕方なしに下山する。
  バスで茅野駅出て満員のスーパーあずさの立ち席で帰る。
  天候は良くなかったが、雪とまみれ美しい雪景色と美味しい鍋料理を堪能できた山行だった。
                                                以上
  

 谷川岳へ。
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