9千人足らずの古い町です。今月11日に観音寺(かんおんじ)市と合併し、「三豊郡豊浜町」の
懐かしい町名は無くなりましたが、市内の町名に「豊浜町」が残るのは嬉しいことです。
昔からこの町の自慢は、「さぬき豊浜ちょうさ祭り」で、主役を演じる「ちょうさ」という山車です。
さぬき豊浜ちょうさ祭り、それを写真でご覧にいれます。
さぬき豊浜ちょうさは、五穀豊穣・豊漁・平安祈願で「豊」の字のような形をし、金糸刺繍で
豪華絢爛に飾られた、それは綺麗で勇壮な見事な山車です。
大きさは高さ約5m、総重量2t、担ぎ棒の長さ約14mの大きいものです。ドンデンドン・ドンデンドン
ドンデンドン・ドン・ドンと.太鼓を打ち鳴らしながら、奉斎・奉斎の掛け声で大勢の老若男子(近年は
女性の方もいます)によって町を巡行します。
夜になるとちょうさに提灯が付けられその灯が金糸刺繍の飾りに映えて輝き、ちょうさが揺れると提灯の
灯も揺れ、それは綺麗です。ちょうさは町全体で24台あり、全部が神社の境内に集結したり、大通り
に整列したりすると、正に圧巻で見事なものです。
各自治会から1台豪華美を競い合って作った自慢のちょうさばかりです。毎年10月第2金・土・日曜の
3日間開催され、お祭りの期間中は町全体がお祭り一色となり、外部から大勢の観光客も訪れこの
ちょうさで大イベントが催され賑わうのです。
私も子供の頃はこのちょうさに乗り、太鼓をたたき、大きくなってからはちょうさを担ぐなど一日中
ちょうさからはなれず、楽しい思い出がいっぱいあります。
先週は久しぶりに、「四国と本州とが陸続きに」との四国人の夢で出来た、素晴らしい眺望の瀬戸
大橋を列車で渡り帰郷し、ちょうさ祭りを楽しみ、黄金に輝く稲穂の波の美しさに目をうばわれながら
四国路の“ふるさと一番”を堪能しました。 10月14日 合田昌義。