会津朝日岳 (1,624m)
(大宮岳稜会定例山行)


(写真にマウスを持って行きますと写真の説明が出ます)

まだ所々に雪が残っている。タムシバの群生


山     名 : 会津朝日岳

所  在  地 : 福島県 

山 行 月 日 : 平成15年6月7日〜8日

参  加  者 : 大宮岳稜会会員他
      L/田中/飯田・力山・東川・浜野・
      竹ノ内・高橋・土屋

報  告  者 : 東川・飯田

シャクナゲが美しい花を付けていた。


 行動記録 : 飯田
  6月7日(土)
   大和田駅(12:20)⇒岩槻IC
   (12:40)⇒西那須野IC(13:57)
   ⇒(14:07)道の駅塩原(14:17)
   ⇒(14:58)道の駅田島(15:09)
   ⇒イワナの里(16:33)⇒テント場
   (16:36)(泊)
  6月8日(日)
   テント場(5:00)→三吉ミチギ
  (水場)(6:05)→人見の松(7:15)
   →叶の高手(7:45)→熊野平(避難小屋)(8:25)→朝日岳手前
   ピーク(9:15)→(9:20)朝日岳(10:00)→熊野平(避難小屋)(10:35)
   →叶の高手(11:15)→人見の松(11:35)→(12:15)三吉ミチギ(水場)
  (12:30)→テント場(13:15)テント場発(13:25)⇒(13:30)イワナの里
  (13:45)⇒(14:00)深沢温泉 むら湯(15:12)⇒(16:25)道の駅田島
  (16:35)⇒西那須野IC(17:20)⇒(17:40)上河内SA(17:45)⇒
   岩槻IC(19:10)⇒岩槻駅(19:20)

   美しい花を見せてくれた高山植物・木々
     ヒメサユリ・アズマシャクナゲ・ツバメオモト・ツクバネソウ・チゴユリ・マイヅルソウ・
     カタクリ・ラショウモンカヅラ・ウメバチソウ・ホウシャクソウ・キクザキイチリンソウ・
     オーカメノキ・タムシバ・ヤマツツジ etc     

 感   想 : 東川
  6月7日(土)
   午前12時大和田駅近くの「マルエツ」駐車場に集合し、共同食(夕食と翌日の朝食)を
   食事担当が購入する。12時20分・2台の車に4人ずつ分乗し出発する。心配していた天気
   は持ちそうである。
   途中の塩原渓谷や湯の香ラインの新緑は目に染みる程である。
   二ヶ箇所の道の駅で休憩を取り、「イワナの里」から少し登った登山口駐車場に到着し
   たのは、16時30分であった。
   既に何台かの車が駐車していた。早速、テン場を整備し二張のテントを設営する。
   夕食の準備が出来、外で車座になり宴会が始まったのは18時頃だろうか、賑やかな宴会
   となる。暫くすると、雷と雨が降ってきたためテント内に引越しをする。
   ワインあり、ビールあり、焼酎・吟醸酒・そして珍しい手作り酒「ナナカマド酒」と
   世の中の酒を全部運び上げたようである。
   盛り上がっている宴会も20時半には切り上げてシラフに入る。
   近くを流れる「白沢」からは「カジカ蛙」の鳴き声が聞こえているが、時々登ってくる
   車の音と、テントを叩く夕立の音に消されていた。
  6月8日(日)
   3時半起床・駐車場は満車で驚く。今日は山開きだと言う。皆車の中で寝たのだろうか、
   テント泊は我々のみであった。
   昨夜の煮込みうどんに餅を入れた朝食を摂り、それぞれ準備をし5時丁度に出発する。
   登山道は昨夜の雨で濡れていたが、天気は良さそうである。
   狭い林道を暫く歩き急登に入る。白沢の所々には雪渓が残り、山道には「タニウツギ」
   がピンクの花を付けていた。
   最後の水場「三吉ミチギ」で水を補給し休憩する。美味しい水である。
   なんでこの名前が付いたのかと、みんな考え込んでしまう。休憩すると沢山の虫が飛ん
   できて群がる、「虫にも好かれないようではだめだね」などと冗談を言いながら高度を
   上げる。
   標高が高くなるに従い、色々な高山植物が美しい花を披露してくれる。カタクリ・イワ
   ウチワ・イワカガミ等の群生。標高の高い所では、シャクナゲやタムシバが満開である。
   熊野平の避難小屋は、確りした建物で中も綺麗に清掃されていた。残雪期にこの小屋を
   利用して登るのも良いかもしれない。
   頂上直下には大きな雪渓があり、地元の人達が登山道の整備をしていた。
   付けている名札は皆馬場姓でこの地区に多い姓だという。
   雪渓を登りきると草付きの滑りやすい急な岩場があり慎重に登るが、先行していた何処
   かの登山者が、頭大の石2個を落とす、2個とも勢い良く転がり横を掠めて雪渓のへと転
   がっていった。素人登山者か、落石直後に知らせてくれないので怖い、大きな
   声で注意する。
   台型をした狭い山頂に続々と登山者が上がってくる。快晴であれば360度山々を
   眺める事が出来そうだが遠くは霞んでハッキリしない。
   尖った浅草岳がやっと確認できる程度である。
   山を眺めたり、昼食を摂ったりして40分程山頂で過ごし下山する。
   来た道を「ダベリ」ながら下るが、まだ続々と登ってくる。
   山開きを知っての登山のようである。
   テント場には13時半に到着する。支度をして車で「イワナの里」に下ると、仮設テントが
   賑わっている。山開きの御接待である。早速テントの前に並べられた椅子に8人が座り、
   婦人会の皆さんであろう方々の接待を受ける。「甘酒」「キノコおこわ」「山菜の煮付け」
   「高原野菜の漬物」等など。感謝感激である。
   甘酒は、酒粕でない、お米と麹のつぶつぶ入りの本物、僕は3杯をお代わりしてしまった。
   来週の日曜日は「浅草岳」の山開きだと言う。「どうせ来るなら山開きの日がいいね」
   などと話しながら車で「深沢温泉 むら湯」へ、この湯は泥水の湯、手ぬぐいが褐色と
   なるがスベスベして肌には良いらしい。
   ゆっくり入り汗を流し帰途に着く、大宮着20時少し前であった。
                                                   以 上

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