稲 包 山 (1,597m)


(写真にマウスを持って行きますと写真の説明が出ます)

稲包山山頂にて


山      名  : 稲包山 (1,597m)

所  在  地  : 群馬県 

山 行 月 日 : 平成14年7月7日(日)

参  加  者  : L/鳥海・F・阿部・渡辺・島田・川元
      石川・石黒・田中・永田・住田・鈴木(一)・岡田

山頂で昼食の準備




 行 動 記 録:      記録者・報告者 : 岡 田

   登山口/9:15−鉄塔/10:10−第2鉄塔/
   11:00発/11:30−登山道出合/11:43−
   稲包山山頂/12:05発/13:10−登山道出合
   /13:30―第2鉄塔/13:40―鉄塔/14:15
   ―登山口/14:50


 感    想: 
   今回は総勢13名の大所帯です。当日はよい天気で、配車の関係で若干遅れた
   ものの順調に出発し、9時ころには登山口に到着しました。
   前日あわただしく参加者に加えてもらい、事前の調べをしてない僕が持つ地図は
   99年度版エアリア。そこには今日のルートは載っていません。
   加えてFさんがさかんに蛭がいると警告していたので、最後尾付近にいる僕は
   少々不安でした。
   しかし、下見してくれた鳥海さんの地元の方との友好的なコミュニケーションにより
   地図にない監視道は非常に歩きやすく整備されていました。
   恐らく事前に地元の方々が整備をしてくれたのでしょう。感謝です。
   この日はとても蒸し暑く、汗が噴き出すようです。しかし、二つ目の鉄塔の付近は
   ちょっとした草原になっていてすがすがしく、気持ちよく小休止。
   ここから見える山頂は急峻で、もうひとがんばりと思わせます。
   ここから四万温泉からの登山道出合までの巻道は少々荒れていましたが、やはり藪が
   払われていました。
   整備されていなかったら、きっと藪漕ぎとなっていたことでしょう。
   最後の急坂を一登りして360度の展望を持つ山頂へ。やはり山はいいなあと周りの景色を
   眺めました。ここで、岳稜会では恒例なのでしょうか。
   鳥海さんの差し入れのメロン、ぜんざいetcと山頂ランチに花を添える品々が。
   住田さんがワインを持ってきてくれたのですが、以前山頂でワインを2杯飲んでフラフラ
   になった苦い経験のある僕は、巻き道の足場の悪さを考えて頂けませんでした。
   1時間ほどの休憩を楽しみ往路を下山。徐々にまた暑さが戻ってくるのが分かります。
   山頂から1時間半ほどで登山口のある駐車場に戻りました。
   ここでちょっとした事件が。
   Fさんが"最初"の蛭の犠牲者に…。この後帰り道にあるテルメ国境で汗を流したのですが
   渡辺さん、永田さんも蛭にやられていたことが発覚。
   藪山は蛭に注意なんだな〜と学んだ一日でした。
                                        以 上

      ヒ ル(蛭)  学 名  Haemadipsa zeylanica japonica
  右がヤマヒル・左がチスイヒル

 環形動物(ミミズの仲間)で世界中に分布し、わが国では34種が知られている。
 体形は扁平円柱状で前後端に吸盤を持っている。前部に口が、後部に肛門が
 開いている。吸血種が多く、胃の両側に盲嚢があってここに大量の血液を蓄え、
 少しずつ消化する。1年に1〜2回の吸血で生存している。

 小川や水田には[チスイビル]が生息し、山地や沢には人畜の血を吸う[ヤマビル]
 カエルの血を吸う[スクナヒル]・カニの血を吸う[カニビル」などがいる。
 山や沢で出会う[ヤマヒル]の体色は、赤褐色で背に3本の黒い縦線がある。
 特に6〜7月に多く、気温が25度以上の雨が降っている時や雨上がりに多く
 見られる。シャクトリ虫の様に移動し、シカ・ウサギ・タヌキ・サル・人に付着し吸血する。

 ヤマビルの吸血方法は、前の吸盤の中央に逆Y字に3歯が70〜80個並んでいて、この歯を使って皮膚を
 逆Y字型に傷を付け、ヒルジンをだして血液を固まらないようにして吸血する。
 同時に痛みを感じさせないモルヒネのような物質を出すため、吸血されていても気が付かない。
 だいたい体重の10〜20倍の血を吸う。血が止まらないため驚くが、出血量は僅かなので人命に関わる
 事はない。ヤマビルを寄せ付けない薬剤として「ヤマビルファイター」などがある。      以  上

 

 定例山行報告一覧表へ
 金峰山へ。
 トップページに戻る